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株式会社日本色材工業研究所
代表取締役社長
奥村 華代

 株主のみなさまにおかれましては、日ごろより格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。 
 化粧品業界におきましては、国内のメイクアップ製品を中心とした新製品受注の波は、前連結会計年度下期に落ち着いたものの、現在は緩やかに需要は回復・改善しつつあります。海外においても、化粧品需要は改善の傾向にあります。
 当社グループにおきましては、国内では前連結会計年度下期に沈静化した新製品の受注水準から安定した回復を続けており、生産設備の稼働状況も持ち直しつつあります。一方、欧州の医薬品・化粧品の受注状況は低調なまま推移しております。
 また、特に国内での工数不足を補うため、外注加工費が増加しております。加えて、原材料費やさまざまな経費もインフレの影響で上昇しているため、コストの圧縮努力を続けながら、収益性の維持と改善に努めております。
 今後も更なる成長に向けて、「中期事業戦略ビジョン(2022 2022-2026)」の諸施策を着実に実行してまいります。お客様の新製品ニーズに応じた処方のご提供や生産対応などの要請に応え、中長期的に当社の強みであるクリーン・ビューティーやSDGs 等への取り組みを更に強化いたします。そして、変化し続ける環境の中で、これらの強みを活かしながら、業績の改善に向けて一層の努力を重ねてまいります。
 引き続き、変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。